タイプCプリント

タイプCプリントって何のことですか?????????

classicのCですね。

従来のL判サイズの縦横比率のサイズと言う事です、他にH、ハイビジョン・P、パノラマとサイズがあります。

デジイチのCCDのサイズのAPS-CのCもこれと同じです。

ぶったまげた。
タイプCプリントとは、ごく普通のネガからのカラープリントのこと。コダックRA-4プロセスで現像するのが普通です。写真の縦横比などとは全く関係ありません。写真展にでも行けば「タイプCプリント」などとよく書いてありますね。印画方式の名称ですから、もちろんL判の縦横比だけではなくて六つ切りやら大全紙やら色々あります。他によくある印画方式はゼラチンシルバー(普通のモノクロ)、鶏卵紙(古典写真で時々ありますね)、プラチナプリント、インクジェット(デジタル化が進んで増えてきました)、デジタルタイプCプリント(印画紙は基本的にタイプCプリントと同じだけど、レーザーで露光している。レーザー露光機ではダースト社のラムダが代表的。ラムダにちなんでラムダプリントとも。しシータという機械もあります。)などでしょうか。

たしかに、APSシステムでは縦横比によってCタイププリントとか言ったりもしますが、普通はタイプCプリントと言えばネガポジ法による発色印画方式のカラープリントのことを指します。発色印画方式のカラープリントのことが説明されず、APSシステムでの独特の呼称のみが説明されてしまうのは驚きでした。

英語版Wikipediaにちゃんと項目が立てられているのでリンクを張っておきます。
Chromogenic print - Wikipedia

写真展では印画方式がどのようなものかをプリントに添えるのが一つの慣例になっていたりもします。もちろん明記しないことも多いですが。印画方式がどのようなものであるかをプリントに添えるのは、絵画が油彩、水彩などと添えていることに倣っているのでしょう。今じゃ額装するのが普通ですし、写真もアートの体裁をとろうとしているのです。プリントを売ろうと思ったらそれがどのような印画方式であるのかを書かないと、そのプリントの価値(希少性)がどれほどか分かりにくいところがありますし、このような流れになるのも当然なのかもしれません。たしかに私もインクジェットプリントの品質向上には驚きながらも、プリントの購入を検討する時には銀塩プロセスによるものの方を高く評価してしまう傾向があります。印画方式は写真の本質ではないかもしれないと思いながら、それでもなお。

ちなみに、自家カラープリント環境を持つ身としては、引き伸ばし機のヘッドに取り換えるタイプのレーザー露光機が出たら嬉しいなと思っています。これで露光して後は普通の銀塩のプロセスで現像すれば、デジカメからの銀塩プリントを自宅でできるようになります。藤本写真工業を買収したケンコーあたりが商品化してくれないかな。

知恵袋とかWikipediaとか2ちゃんとかでは知ったかぶりが多いのはたしかです。そしてはてなブログも検索スパムと言われたりします。