2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

写真の終焉

杉本博司は写真が終焉を迎えると言っている。それは銀塩写真が終わるということを指しているわけだ。カメラは残るけれど、写真は終わってしまう。写真誕生から今までずっと写真と言えば銀塩反応に基いたものであったけれど、光電効果に基いたものへと急速に…

book review: 芸術の設計

岡崎乾二郎編著「芸術の設計―見る/作ることのアプリケーション」この本の面白いところは、受験参考書のようなノリでだれでもできる芸術といった書き方をしているところ。誰でも簡単に始められることのように書いている。芸術を設計するといいながら、この本…

肯定=否定

写真は夢や希望を暗室に連れ込んで、それらを無効化する。撮れば写る。何者をも否定しない。その全てを肯定する力は強力だ。しかし物理法則に則ってしか写らない。写真は「あなたはただのモノだ」と言明する。そんなことを言われて嬉しいだろうか。これは人…

現在進めているシリーズ

私は写真を撮っています。プロになる気は全くないわけで他に本業を持っています。しかしそれなりに本気の仕事として写真と付き合ってもいる。今進めているシリーズは I have never failed to fail.: ある街並みを撮っている。夜撮ったもののみ。 castle*imit…

始めます。

備忘録としてというか、なんというか、気軽なちょっとした文書置き場が欲しくてブログを始めます。