PCの更新先延ばし

いまだにLGA775マザーボードのマシンを使っています。そろそろ更新しようと思っていたのですが…。LGA775ではもっとも良いだろうと思われるCore 2 Quad Q9550S(SLGAE、2.83GHz×4コア、L2キャッシュ12MB、TDP65W)を特価で見つけたのでつい買ってしまいました。
LGA775はさすがに古いなあ。Q9550Sは当時としては通常TDP95WのQ9550の中で特に低電圧でも同じ性能を出せる当たり個体を選別したものであって良いものですが、本物の4コアCPUではなく、2コアCPUを2つ内蔵したなんちゃって4コアCPUです。リソグラフィも今のものより大きい。今は当時のYorkfieldなどであったような当たり個体の選別品で低電圧作動ながら性能は同等というものはラインナップされなくなりました。Core i7 4770とCore i7 4770Tのように通常電圧版に対して低電圧版は性能もわずかながらダウンしています。低電圧版をOCするという使い方もあるようですが。現行CPUでもこれらYorkfieldなどであったように性能をスポイルしない選別品の低電圧版があればうれしいのですが、よほど高くなるのかもしれません。と言ってもQ9550Sより細かくクロック数を制御するターボブースト機能付きの方が効率は良くピーク性能も高いのでLGA775のパーツを持っていてよほど安くLGA775のCPUを見つけたなどで無い限り、現行のCPUを使ったマシンにすることをおすすめします。
最新マシンの方が良いのは分かっているものの、今のマシンでもCPUパワーの不足を感じていただけなのでQ9550Sなら当面今のマシンで延命できそう。
もとはメーカー製PCなのですが、マザボ換装、CPU換装、メモリ換装、HDD換装、ファン換装ともはやもとのパーツの方が少ない…。さくっと新品を買った方が早いのですが、ちまちまとその時々でコストパフォーマンスを考慮して必要なだけのパワーアップを繰り返しているうちにこうなりました。駄目になったら電源とマザボとCPUを更新して新しいケースに移植しまえば丸っきり最新スペックに生まれ変わるのでその時も安く上げられそう。
これがあればもっと高性能・高効率になるからと毎度毎度新製品に飛び付いていられるほどにはPCいじりは好きではありませんのでとりあえず延命できるのでそれで済ませてしまいます。