5年モノのスリックSH-806

5年前に買ったスリックのSH-806雲台をいまだに使っています。見た目は汚いですが、特に不具合無くまだ使えます。1万3000円ほどで買ったものですから、相当にコストパフォーマンスは良いと思います。小型3-way雲台では構図を決めて締めると少し動くというのがほとんどなのですが、SH-806はほとんど動きません。コマ締め方式という機構だそうです。
小型雲台では締めた時に少し動いてしまうというのがとにかくストレスです。この少し動いてしまうというのをほぼ解消する技術であるコマ締め方式はとっくに実用化されているのですが、小型雲台ではまず採用されません。小さくするのが難しい機構なのか、小型雲台は安いものという固定観念があるのでそのクラスに載せられないのか、詳しくは知りませんが、とりあえず小型雲台ではコマ締めにはなりません。スリックではSH-806、ベルボンではPHD-51がコマ締め方式のもっとも小型なモデルです。
ミラーレスデジタル一眼が普及し小型軽量ながらかなり大伸ばしにも堪えうるカメラがあるので、小型のコマ締め雲台ももっと出て欲しいものです。