金村修 新作個展"China・White"

久しぶりに金村WSのHPを見てみたら新作個展やるらしい。今度は北京での撮影とのこと。北京なら北京原人とか名づければいいのに。いやそれじゃ吉野英里香の"猿人全快"を彷彿とさせるから作品から目を逸らさせてしまって駄目かな。
China・White

にしても"German Suplex"も"China・White"もともにドイツや中国の一部でしか撮っていないはずなのに国名をタイトルにするということは、やっぱり「外国」に行ってきたということを強く意識しているのだろうか。地名でも都市名でもなく、国名でくくる。僕たち日本人にとっては北京に行っても北京に行ったという印象以上に中国に行ったという印象が残る。だから、BeijinよりもChinaを前面に押し出す。

"German Suplex"の方の感想だけれど、国内で撮ったものに比べるとテンションが低いと思う。金村構図で撮っているけれど画面の中に上手くものを配置しようとしたり何か一つのものに(パンフォーカスで撮っているけれど)フォーカスが当てられていたり。それが見る側であるこちらに伝わってしまってはいけないと思う。"Spider's Strategy"の突っ走っていって電柱に当たって死んでしまえというテンションは無い。