写真

写真の会賞授賞パーティ

今年の写真の会賞は藤田満と百々俊二がそれぞれ「在所」と「大阪」で受けました。その授賞パーティが7月2日にPlace Mで催されたのですが、ありがたいことに招待を受けたので行ってきました。 藤田さんの展示は11×14で撮った密着焼き、百々さんの展示は8×10で…

中平卓馬写真展「Documentary」対談 ホンマタカシ×金村修

銀座のBLDギャラリーにぶらりと寄ったらトークショーやってたので聞いてきました。 中平さんも見えていて感激。写真界の生ける伝説ですからね。もうその姿を見られただけでも嬉しかった。超ミーハーな私でした。赤いジャケットを着て少し色の落ちたジーンズ…

鈴木清回顧展 於東京国立近代美術館

見てきました。6x6で激しい撮り方をしている写真があったのが印象的でした。

金村修 "Spider's Strategy"

金村修の一冊。 建築家の磯崎新が文を寄せている。この文も一読の価値あり。

6×6

最近6×6判のカメラ(New Mamiya 6)で撮っている。スクエアなフォーマットは端正な印象を与えるもので、やはりそういう撮り方をしているものが多く世の中に流通している。6×6判といえばハッセルブラッドがあって、それがあのファインダー像の見え方と相俟っ…

写真空間4

写真空間は日本語の写真評論誌で、とてもコアな存在。年一回の発行の模様。2100円で写真が載っているわけでもないというわけで、まあ普通の感覚では高いと思うはず。でも写真評論の専門誌というのは稀有なもので読み応えもそこそこもあるし良いと思う。良い…

デジカメ

金村修のことを書いたので。最近の子はデジカメしか触ったことない人が増えているって話題で、「でも僕、デジカメ大好きですよ」って言ったら金村さんが「いや、大好きってのもそりゃどうかと思うけど」って言ってたなあ。

金村修 "Crash Landing (mole unit no.4)"

金村の写真学校時代の先生が「ハイスピードで都市を撮っている」と金村のことを評したそうだけど、まさにそう。何かがブチ切れた状態で撮っているとしか思えない。 都市の写真と言うには調和が無い。しかし調和の無さが首尾一貫していて調和を生み出している…

暗室拝見 上田義彦

今月出たPhotoGraphicaの暗室拝見は上田義彦です。 ていうか先月の青山ブックセンターの上田義彦トーク、かなり詳細にメモをとったのでレポを上げるつもりだったんですけど、まだ書いてないです。いい加減ちゃんと書かないと。他にPGIでの川田喜久治スライド…

フィルムで撮る理由

僕の写真なんて意味の無い下らないものしかないし、それならば未来のあるデジカメで撮るよりも、終わっていく技術であるフィルムで撮ろうと思った。沈む船にあえて乗る人もいてもいいと思った。いつまでこの船に乗っていられるのか分からないけれど。でも沈…

小山泰介×名和晃平トークショー, 06th/Jun./’10, 於G/P gallery, Melting Rainbows / Starry

小山泰介のプリントを見るのは二度目です。一度目は表参道のSpiralでのEntropixのものです。そして今度はかつて小山泰介が作成したポスターを元にして作成したMelting RainbowsとStarryのものです。 小山泰介が作成したプリントに水を掛けてプリントを溶かし…

所幸則 ”PARADOX” 於Gallery 21

http://www.gallery21-tokyo.com/jp/exhibitions/2010/yukinoritokoro/index.html 正直に言って、Gallery 21のサイトでピックアップされている何点かの写真をウェブで見て、私はこの人の写真は好きじゃないかもしれないと思いました。いわゆる街撮りなんです…

杉本博司 "光の自然" 伊豆写真美術館

http://www.izuphoto-museum.jp/exhibition/5331237.html 杉本博司という棘 杉本博司は私にとってなんとも難しい存在です。偉大なアーティストであると思いながらも写真家というくくりに入れたくない気もする。僕は日本で写真に親しんできたから、写真は芸術…

写真を撮る

写真を撮るというのは不思議な言葉だと思う。 カメラで撮ったものは写真なんだし、わざわざ写真を撮るだなんて言わなくたって写真だ。撮るとだけいえばいいのに、写真を撮るという。英語でもtake pictureというし。

今井智己×服部一成 "光と重力"展 アーティストトーク Feb. 19th, 2010 於リトルモア地下

先週に引き続き今井さんのトークを聴いてきました。今回は今井さんの新しい写真集"光と重力"のデザインを担当したデザイナーの服部一成さんを迎えてのトークです。先週は金村さんに今井さんが色々と尋ねていたのですが、今週も今井さんはゲストの服部さんに…

今井智己×金村修 "光と重力"展 アーティストトーク Feb. 12th, 2010 於リトルモア地下

アーティストトークは久し振りに聴いてきました。やっぱり作家の人が話しているのを聴くのは面白いですね。今井智己×金村修というのはイマイチピンと来ない組み合わせだったのですが、今井さんも自分でそう思っていたらしくそこからトークが始まりました。今…

「写真空間 1 『写真家とは誰か』」

「写真空間 1 『写真家とは誰か』」を読んでいる。 なんとも頭でっかちで、眠気を誘うような論考が展開されている。しかしその頭でっかちで眠気を誘う様子こそが写真について考えるということであって、正しい態度だと思う。 寄稿しているのは多木浩二、土屋…

P.G.I. 企画展 "猫を数える"

http://www.pgi.ac/content/view/252/1/lang,ja/ 猫は大好きです。 色々な写真家がそれぞれに猫を撮った企画展です。

ピント

ピントが合っているということ、それだけで嬉しくなる。

普通に撮る

新年なので僕なりの街での撮影の極意を書いてみよう。 とにかく堂々と撮ること。 小さなカメラで気取られないようにとかノーファインダーで撮る人がいるけど僕はそうしない。そういう撮り方をするための写真の運動神経が僕には無いから。それならむしろと昔…

写り込み

ビューカメラで撮っていると余計な写り込みが発生することが無い。それが便利でもあるしつまらなくもある。

縦横比

2:3の縦横比ってあまり好きじゃない。3:4くらいが一番好き。だから6×8を愛用している。2:3はちょっと横に伸びやか過ぎて何か散漫とする。6×6はちょっとまとまり過ぎていて入り込む余地を感じさせてくれない。6×7は人が撮っているのを見てカッコイイと思うけ…

東京都写真美術館 コレクション展 "旅 第2部「異郷へ 写真家たちのセンチメンタル・ジャーニー」"

第1部に引き続き鑑賞。9月20日です。 「旅」と「写真」は、19世紀の写真の黎明期から常に関わり合いの深い関係でした。日本においても幕末に写真が渡来して以来、様々な視点で旅と関わり合いの深い写真が残されています。この展覧会では、写真術が発明された…

上田義彦写真集 "FLOWERS"

12年前の写真集ですが、QUINAULTで上田義彦ブームが個人的に来ているので手に入れました。熱に浮かされながらもたしかな技術で目の前のブツを撮る態度と、陽に照らされた切り花の輝きとが面白い。

上田義彦写真集 "QUINAULT"

私に世界の物語はいらないし,私の物語で世界を見ようとは思わない。ただ私を震わせる出来事(事実)だけが写る事を願っている,そしてストレンジャーである事が事実を見つめる事が出来る私の唯一の立場であり,カメラを持つ私は,常にストレンジャーなのだ…

撮影

撮影ってキツい。30にも達していない僕でもかなりキツさを感じるんだから、いつまで写真をできるのか心配になる。どこかでブレッソンは体力が衰えて思うように撮影できなくなり写真家業を引退したと読んだ。僕もいずれそうなるのだろうか。首と肩が痛い。